とある大学教員の日々のできごと+備忘録

アクセスカウンタ

zoom RSS 国立,公立,私立それぞれの大学に勤務してみた感想

<<   作成日時 : 2019/01/13 09:21  

ブログ気持玉 0 / トラックバック 0 / コメント 0

プロフィールにも書いていますが,私は博士(工学)を取得してから国立大学3年,公立大学7年勤務し,今年度から私立大学に勤務してきました.それぞれ特徴があり,良い経験をさせてもらいました.これからアカデミックポストを得ようとされる方もたくさんおられると思いますが,それぞれの特徴を書いてみようかと思います.

※勤務先によって役職が違うので,単純比較はできませんが,ご参考に...

・国立大学(講師として勤務)
担当講義の数が低いため,研究活動に専念できます.私が勤務していたところでは,年間で学部の座学2科目2コマ,実験実習が1科目6コマ,大学院の座学1科目1コマでしたので,かなり研究実施に対する余裕がありました.研究会,学会出張もガンガン可能.かなり成果を出すことができました.上の役職でも少し増える程度です.
国立大学は研究費がどんどん削減されていると言われていますが,私が勤務していた大学では,文科省のプロジェクトををどんどん入れていた関係で,十分いただいていました.
学科の教員数約40名に対して,学生の定員が120名でしたので,卒業研究は1年間で約3名見るような感じです.
研究論文のノルマに対しては結構厳しめかなと思います.Web of Science や Scopusに登録されている論文本数が重要でした.
勤務期間中,学内の委員会業務が1年にひとつ回ってくる感じです.その中でも入試委員は,間違えられないプレッシャーがあり,結構大変だったです.

・公立大学(助教)
とある公立大学に勤務していました.担当講義数ですが,国立とほぼ変わらないと思います.ただ私は助教でしたので,座学の担当なしでした.担当は年間で実験実習が2科目6コマ程度だったかと思います.当然ながら,研究会,学会出張も可能.助教こそ研究を頑張らないとダメなわけですが,この時期の人脈づくり,研究環境構築がかなり重要と思います.
学科の教員数約40名に対して,学生の定員が120名でしたので,卒業研究は1年間で約3名見るような感じです.国立と同じ水準です.
研究費は結構低かったです.外部資金がないとかなりしんどかったです.しかも建物が古く,実験室の面積も狭かったです.
研究論文数に対してはそんなにといった感じです.もちろんハゲタカジャーナルはまずいですが,論文誌の名前はあまり気にしないような雰囲気でした.
国立と同様で,勤務期間中,学内の委員会業務が1年にひとつ回ってくる感じです.

・私立大学(准教授)
現在勤務している大学です.私学ということで,研究よりも教育重視といった感じです.学科の教員数は少なく20名程度.これに対して学生数が180名程度いますので,9名くらいの学生を毎年卒研で見ることになります.
担当講義数はやはり多いです.学生数が多いため,他の教員と共同で実施する科目が多いですが,年間で4科目4コマ,実験実習が3科目6コマ,大学院講義1科目1コマということで,多岐にわたる科目の資料準備があるため,これが大変です.担当がない日が週に1日程度.とくに1年目はかなりしんどと思います.正直,出張をガンガンできるというわけではありません.
私学の場合は,入試の種類が多く,時期も早いため,夏休みが短いです.9月中旬には後期が始まります.1月〜2月は卒研発表会,修論発表会,入試業務があり,かなり忙しくなります.
国立と同様で,勤務期間中,学内の委員会業務が1年にひとつ回ってくる感じです.

このような感じでしょうか.他の点で比較すると,見え方が変わるのですが,長くなりましたので,また次回としたいと思います.

テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ

トラックバック(0件)

タイトル (本文) ブログ名/日時

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(0件)

内 容 ニックネーム/日時

コメントする help

ニックネーム
本 文
国立,公立,私立それぞれの大学に勤務してみた感想 とある大学教員の日々のできごと+備忘録/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる